昭和的ガーリー文化研究所
ゆかしなもん
「ふろく」は「なかよし」からの “愛のプレゼント”♡
本屋さんに行くと、雑誌の「ふろく」が豪華すぎて、びっくりすることがたびたびある。ポーチに文具に…まるで市販品のようなアイテムが付くなんて! 思い返せば、雑誌の豪華な「ふろく」に対するこんなワクワク感を、私たちは遠い昔の少女の頃に味わっている。そう、昭和期「なかよし」の「ふろく」である。当時の輸送事情などにより、「ふろく」の素材はほぼ「紙モノ」。厳しい制約のなかで、手帳やレターセット、バッグなど、バラエティに富んだ「ふろく」が毎号たくさん付いていた。なかには、もったいなくて使えなかったものも…。憧れの漫画家の先生の絵が施されたアイテムはまさに宝物! 編集部や漫画家の先生からの「愛」がこもったプレゼントだったのだ。